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トスカーナ州 イタリア
創設年: 2001年
生産量: 年間 350,000〜400,000 本
敷地面積: 栽培総面積 65 ヘクタール
メーカー: フェデリコ・テレンツィ氏
モレリーノDOCGの地域における、真の秘蔵っ子であるテレンツィ家。マレンマ地方とヴィンヤードへの深い愛情により生まれた、素晴らしいファミリーのパッションと伝統。目を見張る彼らの特性は、純度への献身とワインメーキングに見られるエレガンスさであり、批評家がモレリーノDOCGの最高峰と瞬時に絶賛した、【マードレキエーザ】がそれを証明しています。
テレンツィ家は、夏の休暇をマレンマ地方で過ごすうちに、ワインとその土地が持つ個性への関心を募らせました。今日では、国内外から評価され、様々な種類の赤ワインと選び抜かれた白ワインを生産・出荷しています。ワイナリーの運営には、現代的アプローチのワインメーキングを採用し、ワインの生涯のきめ細かな部分にまで注意を払っています。ヴィンヤードからボトル、そしてパーフェクトにデザインされたラベルまで。フェデリコ、バラビーノ&フランチェスカ・ロマーナ兄妹は、まさに新世代イタリアンワインメーキングのスマートエレガンスを代表し、世界中のワイン好きを魅了する準備は万端です。
ロバート・パーカー氏
ワイナリー、そしてあなた自身についてお聞かせください。
私の家族は、もともとミラノ出身で、化粧品業界でビジネスを経営していました。アルジェンターリオ(グロッセート県の南に位置した、チレニア海の岬)で夏の休暇を幾度も過ごすうちに、マレンマへの興味がどんどん深まっていきました。そして、この地域で時間を過ごすにつれて、この土地と地域の人々とのつながりを深めていったのです。最終的に、ミラノのビジネスを手放し、マレンマへ移住し、ワイナリーを購入、1990年に初のヴィンヤードを拓きました。
私個人のワインの歴史は、政治学を専攻したミラノ大学を卒業した時に遡り、あの時、私自身とイタリア経済の将来はこの「土地」にあると確信したのです。それは旅行者として土地を満喫すること、そして土地の恵による生産物の両方においてです。その後、トリエステ大学にてワインMBAを取得することとなり、すっかりハマったのです。
初のヴィンテージは2001年になります。私たちのシグネチャである【モレリーノ】を発表しました。後に私の兄弟も加わり、彼の貴重な専門知識を技術チームに活用しながら、一緒にワイナリー作業に打ち込んでいます。
日常のワインの楽しみ方について、お聞かせください。
仲間や家族とワインを楽しみます。ここ数年の間に、白ワインが好きになりました。そして、様々な新しいワインを試すことも好きです。最新のトレンドを探求すること、または他のワインメーキング地域について勉強することにも目がありません。
若手のワイン生産者の組織を管理していたこともあります。当時は各方面のワイン生産地域へ足を運びました。その時の出会いから、ドライな白ワインのファンになったのですが、モーゼル地方への旅は、嬉しい驚きの経験でした。
ワイナリーの地域と、地理的環境によるワインの特性を教えてください。
私たちのワイナリーは、モレリーノ・アペラシオンの北部(そして標高が最も高い)のエリアに位置しています。ワイン畑についての地質学研究もいくつか行いました。そしてキアンティの地質体に繋がった尺地であると言うことがわかりました。このことから、南部と比べ、かなり古くからある土壌であることがわかります。
ヴィンヤードは高地に位置しているため、新鮮な気候にも恵まれています。そのため、私たちのサンジョヴェーゼの特性は、エレガンスとバランスだとはっきりと言えます。
ワインメーキングにおいて、これまでで一番の思い出はなんですか?
1番の思い出は、初のヴィンテージをリリースしてから7年後の2012年、私たちの【マードレ・キエーザ・ モレッリーノ・ディ・スカンサーノ・ リゼルヴァ】がトレビッキエーリ賞を受賞したことです。おまけに、2012年度エマージングワイナリー賞の受賞という、思い掛け無い賞賛も受けました。
初めて造ったワインについてお聞かせください。
初めて造ったワインは、【モレッリーノ・ディ・スカンサーノ】です。1年間一生懸命に働いた成果を目の前にした時は、なんとも特別な感情を抱きました。デザイナーとラベルのスタイル設計に励み、とにかくベストなものを作るために試行錯誤したことを覚えています。あの時デザインしたものは、初期のラベルで唯一未だに使用していて、皆様にもモッレリーノワインをお手に取っていただけるとご覧いただけます。
あなたにとってワインとは?
ワインとは、陽気であることを象徴し、仲間や家族と楽しい時間を過ごすことです。
サステイナブルワインメーキングの未来についてお聞かせください。
とても興味深く、有望なワインの生産方法であると言えます。とは言え、私たちは現時点では有機栽培を採用した生産を行なっていませんが(マレンマ地方の気候により、全生産工程を移行するのはリスクが高すぎるため)、将来的には可能性を探っていきたいと思っています。
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