ワインに詳しくになろう

ラツィオの醸造所。地中海の風がワインに爽やかな酸味をもたらす
2026年8月21日
ワインの「酸味」は、料理のレモン汁や酢のような爽やかさを生む成分から来ています。辛口ワインに感じる清涼感や切れの良さの正体は、主に酒石酸・リンゴ酸・クエン酸といった有機酸です。酸味は単に「すっぱい」だけでなく、ワインの鮮度を保ち、料理との相性を左右し、長期熟成を支える骨格でもあります。 酸味はなぜワインに必要か 酸味が不足したワインは「フラット(平坦)」「だれた」と表現されます。口に含んだ後に余韻がなく、飲み飽きを感じやすくなります。逆に適切な酸があると、料理の脂をさっぱりと流し、次の一口を誘う「引き」が生まれます。魚介料理に白ワインが合う最大の理由が、この酸の働きです。 酸味を決める主な有機酸 有機酸 特徴 多い品種・産地 酒石酸 シャープでクリーン。ワイン独特の酸 全産地に共通 リンゴ酸 青リンゴのような鋭い酸。冷涼産地に多い シャブリ、北イタリア 乳酸 マロラクティック発酵後に生じる。柔らかくクリーミー...
トスカーナ州マレンマ、テレンツィ農園のブドウ畑
2026年8月1日
テロワールとは何か、土壌・気候・地形の3要素からわかりやすく解説。シトー会修道士が1110年に発見した「土地の個性」の概念を、マレンマのモレッリーノで体感する方法をソムリエが案内します。