ワインに詳しくになろう
ワインの「酸味」は、料理のレモン汁や酢のような爽やかさを生む成分から来ています。辛口ワインに感じる清涼感や切れの良さの正体は、主に酒石酸・リンゴ酸・クエン酸といった有機酸です。酸味は単に「すっぱい」だけでなく、ワインの鮮度を保ち、料理との相性を左右し、長期熟成を支える骨格でもあります。 酸味はなぜワインに必要か 酸味が不足したワインは「フラット(平坦)」「だれた」と表現されます。口に含んだ後に余韻がなく、飲み飽きを感じやすくなります。逆に適切な酸があると、料理の脂をさっぱりと流し、次の一口を誘う「引き」が生まれます。魚介料理に白ワインが合う最大の理由が、この酸の働きです。 酸味を決める主な有機酸 有機酸 特徴 多い品種・産地 酒石酸 シャープでクリーン。ワイン独特の酸 全産地に共通 リンゴ酸 青リンゴのような鋭い酸。冷涼産地に多い シャブリ、北イタリア 乳酸 マロラクティック発酵後に生じる。柔らかくクリーミー...
ワインの「ボディ」とは、口に含んだときの重さや厚みの感覚のことです。軽い牛乳と濃厚な生クリームを比べたとき、飲んだ瞬間に感じる口の中の「重さ」の違い。その感覚がそのまま、ライトボディとフルボディの違いに当てはまります。辛口・甘口のような味わいの分類とは別の概念で、ワイン選びの大切な基準のひとつです。 ボディの3段階を比較 ボディ 口あたり アルコール度数の目安 代表的な品種・産地 ライトボディ 軽やか・さらっと飲める 11〜12.5% ピノ・ノワール(ブルゴーニュ)、ガメイ(ボジョレー) ミディアムボディ 程よい重さと果実味 12.5〜14% サンジョヴェーゼ(トスカーナ)、メルロー(ボルドー) フルボディ...