
Bosco del Merlo(ボスコ・デル・メルロ)
アンノーネ・ヴェネト / ヴェネト · イタリア
ワイナリーについて
ボスコ・デル・メルロは、ヴェネト州アンノーネ・ヴェネトに位置するワイナリーです。創業者ヴァレンティーノ・パラディンが1970年代に最初のブドウを植えて以来、タリアメント川流域の豊かな沖積土壌で、サステイナブルなブドウ栽培を実践してきました。
「4V」と呼ぶ独自のサステイナビリティ哲学(Vigna・Vino・Vita・Verde)のもと、農薬使用の最小化から再生可能エネルギーの活用まで、ワイン造りのあらゆる工程でこの哲学を貫いています。シグネチャーワインのトゥッラーニオ(ソーヴィニヨン・ブラン)はピアーヴェDOCを代表する1本です。
「ワインとは、情熱であり、家族への愛であり、この土地への愛です。」ボスコ・デル・メルロ(カーサ・パラディン)
インタビュー
ワイナリーと、あなた自身についてお聞かせください。
ボスコ・デル・メルロは1977年、アンノーネ・ヴェネトで誕生しました。創業者ヴァレンティーノ・パラディンが、その土地のポテンシャルとアイデンティティを最大限に表現するサステイナブルなワイン造りという夢を実現したのが始まりです。その革新的なヴィジョンは世代を超えて受け継がれ、今日ではヴェネト州東部とフリウリ州西部の畑からワインが生まれています。これまでにフランコ・ベルナベイやレオナルド・ヴァレンティといった著名な醸造家、そしてパドヴァ大学・ミラノ大学の醸造学・農学の専門家たちの知見を取り入れ、最小限の環境負荷で最高の品質を実現する最先端の方法をつねに追求してきました。
普段はどのようにワインを楽しんでいますか?
私は毎日ワインを飲みます。一日の終わりに家族や友人と、あるいは日中はお客様とご一緒に楽しんでいます。
ワイナリーの場所と、その土地ならではのワインの特徴を教えてください。
ボスコ・デル・メルロのワインは、古くから銘醸地として知られるフリウリ州西部とヴェネト州東部が出会う土地から生まれます。カルニケ・アルプスの麓には、メドゥーナ川、チェッリーナ川、タリアメント川の氾濫が生み出した広大なエリア「グラーヴェ・デル・フリウリ」が広がっています。石灰・ドロマイトを含む沖積土壌、そしてヴェネト東部特有の「カラント」と呼ばれる粘土石灰質土壌。石(地元の言葉で「クラップス」)を多く含む土壌は、日中は熱と光を反射してブドウの成熟を促し、夜にはその熱を返します。山々が冷たい風を遮り、昼夜の寒暖差がブドウに豊かな香りを宿す。この土地ならではの、ミネラル感と気品あるワインが生まれます。
地域の歴史や文化は、暮らしやワイン造りにどのような影響を与えていますか?
背景や歴史、そして土地そのものが、私たちの仕事に大きな意味を与えています。伝統やルーツ、生まれ育った場所はとても重要な要素です。ヴァレンティーノ・パラディンは、自然を敬い、そこから最良のものをいただくことの大切さを教えてくれました。私たちは生物多様性と環境を尊重するサステイナブルなワイン造りを暮らしの中心に据え、その価値がすべての工程で守られるよう努めています。
これまでのワイン造りで一番の思い出は何ですか?
一番の思い出は、ヴァレンティーノと一緒に収穫をしていた頃のことです。家族みなが心待ちにしていた瞬間で、友人や同僚とともに、自然とワインへの愛を分かち合う祝祭の日でした。一日の終わりにはみんなでパンとサラミを食べ、ヴァレンティーノが日が暮れるまで物語を語ってくれました。
初めて造ったワインについて教えてください。
ボスコ・デル・メルロにとって大切な一本が、ソーヴィニヨン・ブラン「トゥッラーニオ」です。この土地を最大限に表現するワインとして、ヴァレンティーノが当初から信じていたものです。芳醇で長命、果実味豊かなこのワインは、ヴェネト東部とフリウリ西部を象徴する存在。コンクール・モンディアル・デュ・ソーヴィニヨン2011で特別賞、2009・2016・2019ヴィンテージで金賞を受賞するなど、世界中で高く評価されています。
あなたにとってワインとは何ですか?
ワインとは、情熱であり、ルーツと家族に根ざした伝統であり、確固たる価値観であり、芸術であり、そしてサステイナビリティです。私たちにとってワインは家族への愛そのものであり、唯一無二のこの土地への愛を、いつまでも分かち合っていきたいという願いの表れです。
サステイナブルなワイン造りの未来についてどう考えますか?
サステイナビリティは、いまや地球の未来に欠かせないテーマです。現在の世代が未来の世代の可能性を損なうことなく自らのニーズを満たすこと、それが持続可能性だと考えています。カーサ・パラディンは、その哲学として「4V」プロジェクトを掲げています。ワイナリーとその生態系を形づくる4つのアイデンティティ、すなわち Vite(ブドウ樹)・Verde(緑=環境)・Vino(ワイン)・Vita(暮らし)です。畑では化学除草剤を使わず、有機物による施肥と機械的な除草、手作業による剪定を徹底。環境面では生物多様性のモニタリング、太陽光発電(必要電力の約70%を再生可能エネルギーで賄う)、リサイクル可能な資材の使用を進めています。醸造では低温・無酸素の『やさしい』プロセスで亜硫酸の使用を抑え、暮らしの面ではヴィーガン対応や乳がん予防を支援する『Life in Rosé』プロジェクトなど、社会的なサステイナビリティにも取り組んでいます。私たちはブドウ畑とカンティーナという生態系の普遍的な価値を軸に、持続可能なワインの品質を追求し続けます。
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