Tenuta San Guido(テヌータ・サン・グイド)
トスカーナ州 · イタリア
ワイナリーについて
イタリアワインの歴史を一本で塗り替えたワイナリー、それがトスカーナ州ボルゲリのテヌータ・サン・グイドです。物語の始まりは1940年代。ボルドーの偉大な赤に魅せられたマリオ・インチーザ・デッラ・ロケッタ侯爵が、当時のイタリアでは異端だったカベルネ・ソーヴィニヨンを、海に近い砂利質の畑「サッシカイア(トスカーナ方言で“石ころだらけの土地”)」に植えました。
当初は一族と友人のためだけのプライベートワインでしたが、熟成とともに見せる驚くべき品質が評判を呼び、1968年ヴィンテージでついに商業デビュー。1978年には英国『デカンター』誌のブラインドテイスティングで世界のカベルネの頂点に立ち、その名は一夜にして世界へ広がりました。
カベルネから造られるボルゲリの赤は、当時のワイン法では最下級の「テーブルワイン」を名乗るしかありませんでした。この矛盾がやがて制度を動かし、1994年、サッシカイアは単一ワイナリーとして認められたイタリア唯一のDOC「ボルゲリ・サッシカイア」を獲得します。一本のワインが国の法律を変えた、世界でも稀有な例です。
地中海を望む畑は、ティレニア海の夜風に冷やされ、ブドウがゆっくりと完璧に熟します。醸造責任者カルロ・パオリのもと、力強さよりもエレガンス、塩気を帯びたミネラル、地中海ハーブの気品を追求。サッシカイアは半世紀を経てなお、世界のコレクターが追い求める“イタリアの第一級”であり続けています。
1978年、英国『デカンター』誌のブラインドテイスティングで、世界のカベルネ・ソーヴィニヨン系赤ワインの頂点に選ばれました。Decanter(英国)
インタビュー
サッシカイアとはどんなワインですか?
トスカーナ州ボルゲリで、カベルネ・ソーヴィニヨンを主体にカベルネ・フランを加えて造られる赤ワインです。1968年の初リリース以来、イタリアを代表するフルボディの辛口赤として世界的に高く評価されています。
「スーパータスカン」とは?
トスカーナの伝統的な原産地呼称の枠を超え、カベルネなどの国際品種で高品質を追求した赤ワインの総称です。その先駆けがサッシカイアでした。
おすすめの飲み方は?
16〜18℃で、若いうちはデキャンタージュがおすすめです。牛肉のグリルやローストビーフ、ジビエ、熟成チーズと好相性。長期熟成にも向くため、記念の年のヴィンテージを寝かせる楽しみもあります。