ワインペアリング
チョコレートとワインを合わせると、なぜこんなにおいしいのか。答えは「共鳴」にあります。チョコレートの脂肪分と苦みが、ワインのタンニンや甸みと響き合い、単体で食べるよりも複雑な旨みが生まれます。バレンタインやホワイトデー、誕生日プレゼントにも使えるペアリングの基本を、スワールのソムリエがご紹介します。よくある誤解:甸いもの同士を合わせればいい?よくある誤解が「甸いチョコには甸いワインを」というルール。実際は、ワインがチョコより甸くないと苦みだけが残ります。辛口の赤をホワイトチョコに合わせると、ワインが酸っぱく感じられてしまいます。一方、タンニン(渋み成分)はダークチョコのカカオの苦みと親和性が高く、組み合わせると双方の旨みが引き立ちます。チョコレート別 × 品種スペック表 チョコの種類 カカオ% 合わせるワインスタイル おすすめ品種 ダークチョコ 70%以上 渋みと果実味のある辛口赤 プリミティーヴォ、サグランティーノ ミルクチョコ 40〜60% 中程度のタンニン、まろやか メルロ、テンプラニーリョ...
和食にワインは合わない、は誤解です。 醤油、出汁、みりん、酢が織りなす和食の味わいは、旨味が豊富で塩味と酸味のバランスが取れているため、実はワインとの相性がとても良いのです。私はイタリア出身のワインインポーターとして、東京のさまざまな和食の席でイタリアワインを合わせ続けてきました。その経験から、具体的なペアリングの考え方をお伝えします。 よくある誤解:「タンニンが和食に合わない」 「タンニンの強い赤ワインは醤油に合わない」という声をよく聞きます。確かに、タンニンが非常に強いワインを刺身に合わせると、金属的な後味が出ることがあります。ただし、タンニンが「中程度」のワインであれば話は別です。和食に含まれる旨味成分(グルタミン酸、イノシン酸)は、ワインの渋みを和らげる効果があり、意外なほどなめらかなマリアージュを生みます。選ぶポイントは「タンニンの量」より「タンニンの質(なめらかさ)」です。 和食の味わいとワインのペアリング原則 和食の要素 合うワインの特徴 旨味(出汁・醤油) 旨味が豊かな熟成赤、またはミネラル感のある白 塩味(塩・醤油) 酸味がしっかりした白、辛口スパークリング 酸味(酢・柑橘) 同じく酸味を持つ軽めの白または泡 甘味(みりん・砂糖) 果実味豊かな赤(プリミティーヴォ、サンジョヴェーゼ)...