ナシェッタとは、イタリア北西部ピエモンテ州が復活させた、希少で個性派の白ぶどうです。栽培が難しく20世紀半ばに絶滅の危機に瀦しましたが、近年見事に復活。瓶内で熟成させると深みが増す、奥行きのある白です。
ナシェッタの味わいは?
麦わら色に輝き、セージやタイムといったハーブ、白い花、柑橘の香り。しっかりした酸とミネラル感があり、若いうちはフレッシュ、熟成すると複雑さを増していきます。
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| ボディ | 中くらい |
| 酸味 | 高め |
| 渋み(タンニン) | なし〜ごく軽い |
| 味わい | 辛口 |
| 飲み頃温度 | 6〜9℃(熟成タイプは少し高め) |
ナシェッタに合う料理は?
魚介や鶏肉、ハーブを使った料理によく合います。香りがあるので、少し味のある前菜とも好相性です。
熟成で変わるナシェッタ
若いうちは柑橘やハーブのフレッシュな白ですが、瓶内で熟成させるとナッツやハチミツのような複雑な香りが生まれます。希少品種ながら熟成ポテンシャルのある、知る人ぞ知る白です。
ひとつの村が救った白、ナシェッタ
ナシェッタはランゲ唯一の土着白ぶどうで、ふるさとはノヴェッロという小さな村です。すでに1879年、地元の記録者ロレンツォ・ファンティーニが「芸術品に近い、極上のぶどう」と書き残したほどの存在でしたが、20世紀には収量の多い品種に植え替えられ、ほぼ姿を消しました。復活のきっかけは1993年。造り手エルヴィオ・コーニョと娘婿ヴァルテル・フィッソーレが古い1986年のナシェッタを口にして感動し、翌1994年に最初の復活ボトルを世に送り出しました。村の誇りはやがて法律にもなり、2010年にはノヴェッロ村産・ナシェッタ100%だけが名乗れる「ランゲ・ナシェッタ・デル・コムーネ・ディ・ノヴェッロ」という独自の呼称が誕生します。日本ではまず出会えませんが、ひとつの村が一度失った自分たちの白を取り戻した物語を思うと、一杯がいっそう特別に感じられます。
SWIRLのおすすめナシェッタ
リヴェットのランゲ・ナシェッタ。希少なピエモンテの白を、ぜひ味わってみてください。
よくある質問
Q. ナシェッタはどんな白?
A. 酸とミネラルのある辛口で、熟成で深みが増す個性派です。
Q. 熟成する?
A. はい。瓶内熟成で香りに奥行きが出ます。
Q. 飲み頃温度は?
A. 6〜9℃。熟成したものは少し温度を上げると香りが楽しめます。

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