ピノ・ノワールとは、フランス・ブルゴーニュ地方を原産とする赤ワイン用の黒ブドウ品種です。色は淡く、いちごやチェリーといった赤い果実の華やかな香り、繊細でなめらかな口当たりが特徴。タンニン(渋み)は控えめで、赤ワインが初めての方にも飲みやすい品種として世界中で愛されています。
ピノ・ノワールの味わいの特徴は?
軽やかでエレガントな味わいが身上です。果実味と酸味のバランスがよく、若いうちはフレッシュ、熟成するときのこや紅茶のような複雑な香りが生まれます。
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| ボディ | 軽め〜ミディアム |
| タンニン | 控えめ |
| 酸味 | 高め |
| 味わい | 辛口 |
ピノ・ノワールに合う料理は?
繊細な味わいなので、和食とも好相性です。鴨肉のロースト、きのこ料理、鮭やまぐろ、そしてすき焼きや照り焼きなど、出汁や醤油を使った料理ともよく合います。
産地で変わるピノ・ノワール、そして「価格」の話
本場ブルゴーニュは上品でミネラル感のあるスタイル。ニュージーランドやカリフォルニアの涼しい産地では、より果実味がのびやかで親しみやすい味わいになります。正直に言うと、ピノ・ノワールは私のいちばん好きな品種のひとつです。よく出来たピノは、フレッシュなベリーの果実味と、エレガントでバランスのとれた骨格を併せ持っていて、これは他の品種ではなかなか出会えない魅力です。個人的にはブルゴーニュをこよなく愛していますが、いまの価格は日本の市場には少し高すぎる。だからこそ、ニュージーランドをはじめとする新世界のピノに注目しています。それぞれに個性があり、価格に対する満足度も高いのです。
SWIRLのおすすめピノ・ノワール
当店で楽しんでいただけるのが、海風が抜けるカリフォルニアの涼しい銘醸地ペタルマ・ギャップで育つクロスビー・ローマンのピノ・ノワール。醸造家ショーン・マクブライドが手がける、フレッシュな果実味とエレガントな骨格を備えた一本です。ブルゴーニュとはまた違う、新世界ならではの素直な魅力を、手の届く価格で楽しめます。
ブルゴーニュの楽しみ方:セラーで出される「グジェール」
本場ブルゴーニュには、ピノ・ノワールをいっそう楽しくする小さな習慣があります。グジェール(gougère)です。シュー生地にコンテやグリュイエールなどのチーズを練り込んで焼いた、ひと口サイズの塩気のあるシュークリームのようなもので、ブルゴーニュが発祥とされます(古くは1571年、サンスの町の婚礼の献立に登場します)。生産者を訪ねてセラーで試飲をすると、まずこの温かいグジェールとグラスが出てくる。それが現地の流儀です。日本ではまだほとんど知られていませんが、チーズの塩気とコクが、ピノの果実味と酸味をやさしく引き立ててくれます。
もうひとつ、ブルゴーニュを語るうえで欠かせないのが「クリマ(climat)」という考え方です。同じ村の中でも畑を細かな区画に分け、それぞれに名前をつける。土壌や日当たりのわずかな違いが、一本ごとの個性になるという、とても繊細な世界観です(2015年にはユネスコ世界遺産にも登録されました)。グジェール片手に、区画ごとの味の違いを語り合う。それがブルゴーニュの人たちのワインとの付き合い方なのです。
よくある質問
Q. ピノ・ノワールは甘口ですか?
A. 基本的に辛口です。果実の香りが華やかなため甘く感じることもありますが、味わいは辛口に分類されます。
Q. ピノ・ノワールの飲み頃温度は?
A. 14〜16℃のやや低めがおすすめ。冷やしすぎず、軽く冷やすと香りと果実味が引き立ちます。
Q. ブルゴーニュとニュージーランドのピノはどう違う?
A. ブルゴーニュは上品でミネラル感、ニュージーランドは果実味が豊かで親しみやすい傾向です。

コメント (0)
この記事に対するコメントはありません。真っ先にメッセージを残してください!