シチリアのおすすめワインとは、地中海の太陽と海風が育てた、土地固有のブドウによる、果実味ゆたかでミネラル感のある手の届きやすいワインたちです。 イタリア最大の島シチリアは、白も赤も個性的。きりっとした白から、まろやかな赤まで、毎日の食卓に寄り添う一本が必ず見つかります。ここでは、私(フェデリーコ)が東京でよくお出しする、いま在庫のあるシチリアワインをご紹介します。
よくある誤解:「シチリアワイン=安い大量生産」
シチリアワインというと、昔ながらの甘い酒精強化ワイン「マルサラ」や、安価な大量生産のイメージをお持ちの方がいます。でも今のシチリアは大きく変わりました。涼しい海風と昼夜の寒暖差を生かした、フレッシュでミネラル感のある辛口が主役です。とくに私がご紹介するバローネ・ディ・セッラマッロッコは、島の西、エリチェの丘でサステイナブル農法を実践する造り手。果実味だけでなく、きれいな酸と塩気が魅力です。
シチリアの主なブドウと味わい
シチリアの魅力は、ほかの土地では出会えない固有品種の豊かさにあります。代表的なものを挙げてみます。
| ブドウ | タイプ | 味わい |
|---|---|---|
| インツォリア | 白 | レモンやアーモンド、すっきり辛口 |
| グリッロ | 白 | ハーブと柑橘、コクと塩気 |
| ネロ・ダヴォラ | 赤 | 熟したベリー、まろやかで親しみやすい |
| ジビッボ | 白(芳香) | ライチやマスカット、華やかな香り |
産地で変わるスタイル
ひとくちにシチリアと言っても、場所で表情が変わります。島の西側(トラパーニ、マルサラ周辺)はグリッロやインツォリアなどの白が得意。東のエトナ火山周辺はミネラル感の強い繊細なワイン、南の島々(パンテッレーリア)は甘く香り高いジビッボで知られます。私たちのワインが生まれるのは、西のトラパーニ県エリチェ。じつにこの地方には、ワインと切り離せない名物料理があります。
「クスクス・アラ・トラパネーゼ(cous cous alla trapanese)」、魚介でとった出汁で食べる魚介クスクスです。シチリアはかつてアラブの支配を受け、その食文化が今も色濃く残る土地。トラパーニやサン・ヴィート・ロ・カポでは、家庭でもお祭りでも当たり前に食べられています。北アフリカのクスクスが肉や豆なのに対し、シチリアでは魚介の出汁で仕上げるのが特徴。つまりこの土地の白ワインは、もともと魚介と合わせるために生まれたようなものなのです。
日本の食卓での合わせ方
「魚介のために生まれた白」という発想は、日本の食卓にぴったりはまります。インツォリアやグリッロのようなシチリアの辛口白は、お刺身や天ぷら、夏の冷たい麺、あさりの酒蒸しと相性抜群。レモンと塩だけのシンプルな料理ほど輝きます。赤のネロ・ダヴォラは、焼き鳥のタレやトマトソースのパスタ、豚の角煮に。家庭でのコツは、白はしっかり冷やして8〜10℃で。暑い日でも、きれいな酸と塩気が料理をすっと引き締めてくれます。
フェデリーコのおすすめ(いま在庫あり)
まず一本選ぶなら、バローネのインツォリア。レモンとアーモンドの香り、すっきりとした辛口で、和食の食卓にいちばん馴染む白です。もう少しコクが欲しい日は、マルサラの主原料でもあるグリッロ・デル・バローネを。赤がお好きなら、ネロ・ダヴォラ100%のバーリオ・ディ・セッラマッロッコが、まろやかで毎日の食事によく合います。どれも在庫があり、すぐにお届けできます。
選び方と、もっと知るために
選ぶときは、料理に合わせるのがいちばんです。魚介や和食なら白(インツォリアやグリッロ)、お肉やトマト料理なら赤(ネロ・ダヴォラ)。香りを楽しみたい日には、芳香品種のジビッボもおすすめです。品種ごとにもっと知りたい方は、インツォリアとはやネロ・ダヴォラとは、シチリアワインの一覧はシチリアのコレクションからどうぞ。
よくある質問
Q. シチリアワインのおすすめは?
A. 白ならインツォリアやグリッロ、赤ならネロ・ダヴォラが入門にぴったりです。どれも手頃で食事に合わせやすい一本です。
Q. シチリアの白ワインはどんな料理に合いますか?
A. お刺身や天ぷら、夏の冷たい麺など、魚介や和食とよく合います。よく冷やして8〜10℃でどうぞ。
Q. シチリアワインは甘口ですか?
A. 多くは辛口です。甘いイメージは酒精強化のマルサラやジビッボの一部によるもので、いま主流のテーブルワインはすっきりとした辛口です。
Q. よくある失敗は?
A. 白の冷やしが足りないことです。とくに夏は、8〜10℃を目安にしっかり冷やすと、ミネラル感と塩気が引き立ちます。
シチリアの太陽と海を感じる一本を、ぜひ食卓で。

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