イタリアワインは「探して味わう」時代へ|シニョルヴィーノの拡大とSwirlの体験づくり

イタリアワインは「探して味わう」時代へ|シニョルヴィーノの拡大とSwirlの体験づくり

2026年7月1日フェデリーコ・ファネッリコメント0件

イタリアで人気のワインショップ「シニョルヴィーノ」が、店舗網を大きく広げています。イタリアのワイン専門メディアWine Meridian(6月24日)によると、2026年にウーディネ、ヴィチェンツァ、ミラノ、パドヴァ、ナポリなどで7店舗を新たに開き、店舗数は50に迫る勢いです。

出店先には、その街のランドマークとなってきた歴史ある老舗カフェも選ばれています。ねらいは、割引や品ぞろえの多さだけで売るのではなく、ワインを「街の社交の中心」に戻すこと。買う場所であると同時に、味わい、語らう場所にする。いわゆる「体験型」の売り方です。

SWIRLの視点

シニョルヴィーノは、私が10年来ずっと注目してきたチェーンです。母体はイタリアのアパレル大手カルツェドニアのオーナーで、その根っこにあるのは、純粋なワインへの情熱です。

この店は、イタリアのワイン愛好家が自分の味覚を磨き、慣れ親しんだ地元や得意な産地の外へ踏み出すのを、本当に後押ししてきたと思います。日本のお客様は驚かれることが多いのですが、実はイタリア人自身、かつては自分の地元以外の膨大な多様性を、あまり知りませんでした。ワインは昔から、とても土地に根ざした(ローカルな)産品だったのです。

ところがシニョルヴィーノでは、イタリア全土のワインを一か所で見て、買うことができます。これは、日本やアメリカのような市場ではむしろ当たり前だったスタイルです。だから私は、イタリアを訪れる友人やお客様が各地のワイナリーを巡る時間がないとき、いつもこの店をおすすめしています。

そしてSwirlも、同じような体験をお届けしたいと考えています。オンラインショップなら、トスカーナからシチリア、サルデーニャまで、イタリア各地の産地を一度に見比べて選べます。試飲イベントでは、実際にグラスを傾けながら、その違いを体で覚えていただけます。格付けや産地名を暗記する必要はありません。飲んで、比べて、「これが好き」を見つける。その入り口を、私たちはできるだけ広くしておきたいのです。

「いつもの一本」から一歩踏み出すなら、たとえば南イタリア・プーリアのプリミティーヴォ。太陽をたっぷり浴びた、濃厚でまろやかな赤です。中部トスカーナのモレッリーノなら、サンジョヴェーゼの伸びやかな酸と赤い果実を、肩肘張らずに楽しめます。産地が変われば、味わいはこんなにも変わります。その発見こそ、ワインのいちばんの楽しみだと私は思います。

ご紹介したワイン

ドッピオ・パッソ プリミティーヴォ ボトル

ドッピオ・パッソ プリミティーヴォ

プーリア(南イタリア)|プリミティーヴォ

¥2,200 税込

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モレッリーノ・ディ・スカンサーノ ボトル

モレッリーノ・ディ・スカンサーノ

トスカーナ(テレンツィ)|サンジョヴェーゼ

¥3,850 税込

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いずれもSwirlオンラインショップでお求めいただけます。出典:Wine Meridian「Signorvino Pushes Toward 50 Stores With Seven New 2026 Openings」(2026年6月24日)

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