ドルチェットとは、イタリア北西部ピエモンテ州の黒ぶどうで、名前は「小さな甘いもの」でも実際は辛口の、親しみやすい赤ワインです。名前はぶどうが甘く実ることに由来し、ワイン自体は辛口。早く熟すため、地元では日常の赤として愛されています。
ドルチェットの味わいは?
濃い紫がかったルビー色に、赤い果実やプラム、ほのかなアーモンドの香り。酸はおだやかで、タンニンは軽めから中程度。やわらかくバランスのとれた、肩胘張らずに飲める味わいです。
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| ボディ | 中くらい |
| 酸味 | おだやか |
| 渋み(タンニン) | 軽〜中 |
| 味わい | 辛口 |
| 飲み頃温度 | 16〜18℃ |
ドルチェットに合う料理は?
パスタやピザ、サラミやハム、軽い肉料理によく合います。気取らない日常の食卓にぴったりの一本です。
ピエモンテの赤の中での位置づけは?
ネッビオーロが長期熟成型、バルベーラが酸の高い日常型、ドルチェットはタンニンも酸もおだやかでもっとも飲みやすいタイプ。ピエモンテの赤入門にもぴったりです。
ランゲの「メレンダ・シノイラ」、夕方のごちそうおやつ
ドルチェットを語るなら、ランゲの素朴な習慣「メレンダ・シノイラ(merenda sinoira)」をぜひ。これは、畑仕事を終えた夕方にとる、ちょっと豪華なおやつのこと。パンにサラミ、チーズ、ハム、軽い前菜を並べて、そのまま夕食がわりになるほどたっぷり食べる、いわばアペリティーボの原型です。二百年ほど前、農家の人々から始まったと言われています。
その食卓に欠かせない相棒が、まさにドルチェット。タンニンがおだやかで早くから楽しめるドルチェットは、肩の力を抜いた夕暮れのひとときにぴったりなのです。日本ではまだ知られていない言葉ですが、私フェデリーコは、仲間とテーブルを囲むこの時間こそ、ピエモンテのいちばん幸せな飲み方だと思っています。
SWIRLのおすすめドルチェット
リヴェットのドルチェット・ダルバ。やわらかな口当たりとバランスのよい味わいの、日常の赤です。ピエモンテの他の赤も気になる方はバルベーラもどうぞ。
よくある質問
Q. ドルチェットは甘口?
A. 名前は「甘い」ですが、ワインは辛口です。
Q. 初心者向き?
A. はい。タンニンがおだやかで軽やか、赤ワイン入門に最適です。
Q. 飲み頃温度は?
A. 16〜18℃。軽めに冷やしても楽しめます。

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