ネッビオーロとは、イタリア北西部ピエモンテ州を代表する赤ワイン用ブドウ品種です。「イタリアワインの王」バローロやバルバレスコの主役。名前は「霧」を意味し、淡い色合いからは想像できない力強さと、バラやタールのような気品ある香りが魅力です。
ネッビオーロの味わいは?
バラやスミレ、ドライチェリー、なめし革やタールの複雑な香り。高い酸味としっかりしたタンニンが骨格をつくり、熟成で優雅にひらいていきます。
| 項目 | 傾向 |
|---|---|
| ボディ | しっかり |
| 酸味 | 高め |
| 渋み(タンニン) | 高め |
| 味わい | 辛口 |
| 飲み頃温度 | 16〜18℃ |
ネッビオーロに合う料理は?
赤身肉のローストや煮込み、きのこやトリュフを使った料理、熟成したハードチーズによく合います。和食なら、すき焼きや味のしっかりした肉料理に。
ネッビオーロとバローロの関係は?
バローロはネッビオーロ100%からつくられる代表的な銘柄です。「ネッビオーロ=バローロの主役」と覚えておくとわかりやすいです。より手ごろに品種を楽しむならランゲ・ネッビオーロが入り口です。
ランゲの食後酒「バローロ・キナート」
ここでピエモンテの内緒話をひとつ。バローロを生むランゲ地方には、そのバローロ(つまりネッビオーロ)を土台にした食後酒「バローロ・キナート」があります。1890年代、セッラルンガ・ダルバの薬剤師ジュゼッペ・カッペッラーノが、キナの樹皮(かつて解熱に使われた薬用の樹皮)やハーブ、スパイスを赤ワインに漬け込んで生み出した一本です。もともとは胃をいたわる「薬用の強壮ワイン」で、今も食事の締めにグラス一杯をゆっくり傾けるのが地元の習わしです。
私フェデリーコのおすすめは、ビターなダークチョコレートと合わせること。ピエモンテはヘーゼルナッツのお菓子ジャンドゥイアの本場でもあり、ほろ苦いチョコレートと、甘くスパイシーで少し苦いキナートはほれぼれする相性です。日本ではまだほとんど知られていませんが、ネッビオーロの奥行きを最後にもう一度かみしめられる、ランゲならではの締めくくりの一杯です。
SWIRLのおすすめネッビオーロ
ピエモンテ・セッラルンガの造り手リヴェットのランゲ・ネッビオーロ。気軽にネッビオーロらしさを楽しめる一本です。頂点のバローロもあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. ネッビオーロは初心者向き?
A. タンニンと酸がしっかりしているため、軽めのランゲ・ネッビオーロから始めるのがおすすめです。
Q. バローロと同じ?
A. バローロはネッビオーロからつくる銘柄名。ネッビオーロは品種名です。
Q. 飲み頃温度は?
A. 16〜18℃。若いうちはデカンタすると香りがやわらかく開きます。

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